SK-EX 納入レポート　秋田アトリオン音楽ホール（２）音楽指導者大谷祥子先生にお話を伺いました

2023年９月22日、秋田アトリオン音楽ホールにカワイSK-EXが納入されました。納入後の試奏で、秋田で音楽指導者としてご活躍中の大谷祥子先生に、ピアノについてお話を伺いました。

カワイのイメージが変わりました

―――SK-EXを初めて弾かれたと伺いましたが、SK-EXについてのご感想をいただけますか？

アトリオンに今あるカワイEXは、私の中では柔らかい穏やかな音というイメージがありました。でも、この度カワイSK-EXを初めて弾かせていただいて、すごく音の粒立ちが良いピアノだと感じました。アトリオン音楽ホールは、よく響くホールなのですが、音の１粒１粒がとてもクリアで、自分の音が聴きやすい印象でした。

カワイSK-EXを試奏する大谷祥子先生

カワイSK-EXを試奏する大谷祥子先生

その一方で、音の立ち上がりはクリアなのですが、きつい音ではなく、その響きはまろやかであたたかく、下から上の音までの繋がりが良くて、全体が揃っている印象を受けました。これは調律師（※）の方も上手に調整してくださったのだと思います。

※河合楽器製作所では、Shigeru Kawai の調律は、MPA（=Master Piano Artisan）が担当しています。

―――弾き心地はいかがでしたか？

鍵盤の底に着く前の、ハンマーが弦を打つ点が、指先も耳でも捉えやすいピアノだと感じました。トリルなどもとても弾きやすいです。そして、なんといってもその響きが美しく、音が出たあとの伸びがよくて、弾いていて気持ちがいいです。

昔のカワイさんって、私の中では、弾いた感じがちょっと重たいような印象があったんですけど、Shigeru Kawai という素晴らしいブランドでイメージがだいぶ変わりました。

カワイSK-EXを試奏する大谷祥子先生

カワイSK-EXを試奏する大谷祥子先生

来年、歌の方のコンサートで伴奏させていただくのですが、できればこのピアノを弾かせていただきたいという気持ちになりました。また、この先に機会があれば、他のカワイさんのピアノも弾いてみたいとも思います。こういう機会をいただいたことを、本当にありがたく感じています。

ピアノに触れる前に、音楽的な土台を作ることの大切さ

―――ありがとうございます。では、大谷先生についてお伺いします。最近は、どのような活動をされていますか？

そうですね。指導者として、教室で教えていたり、秋田大学の非常勤講師を勤めていたりしています。演奏活動は、最近は大きなものはしていませんが、声楽の方のリサイタルには何度かご一緒させていただいたりしています。

大谷祥子先生とカワイSK-EX

大谷祥子先生とカワイSK-EX

指導面については、以前ハンガリーでコダーイメソッドに基づく音楽教育の講習会に参加したことがありまして、最近改めて、ピアノに触れる前に、音楽的な土台を作ることの大切さに関心が向いています。

かつては受験生などのレッスンも多かったのですが、今後は白紙の状態の小さなお子様の導入のレッスンにも力を入れていきたいです。

―――音楽指導者としてご活躍とのこと、お忙しいところご協力いただきありがとうございました。

Shigeru Kawai を弾いてカワイのイメージが変わったとおっしゃった大谷先生。
あなたも、お近くのカワイのお店で Shigeru Kawai を試弾してみませんか？

カワイ直営ショップ各ホームページや、Shigeru Kawai 製品ページより展示状況を調べることが出来ます。よろしければ、試弾のご予約サービスも是非ご利用ください。

Shigeru Kawaiフルコンサートピアノ 『SK-EX』について

「世界一のピアノづくり」を目指す当社が、2001年に発表したフルコンサートピアノのフラッグシップモデル。コンサートピアノとして要求される最高の表現力を実現するために、響板には十分に厳選した材料だけを使用し、原器工程と呼ぶ伝統的な手作り工程で生産。またShigeru Kawaiグランドピアノシリーズで採用した新素材を随所に取り入れた革新的なウルトラ・レスポンシブ・アクションIIが、高い連打性と安定したタッチ感を提供する。繊細で伸びやかなピアニッシモに加えて、力強く輪郭のはっきりした響きが特長。