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2024.06.18

第32回チッタ・ディ・カントゥ国際ピアノコンクール 入賞者の声

5月6日から5月11日、イタリアは ロンバルディア州で、「第32回チッタ・ディ・カントゥ国際ピアノコンクール」が開催されました。当コンクールは課題曲がすべて協奏曲という特徴をもち、公式ピアノとしてShigeru KawaiフルコンサートピアノSK-EXのみが使用されています。コンクールで見事入賞された4名に入賞の感想と、SK-EXについてお話を伺いました。

■受賞者

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クラシック部門

1st Prize David Khrikuli/ダヴィッド・クゥリクリ ジョージア
2nd Prize Nicolas Bourdoncle/ニコラス・ブルドンクル フランス
3rd Prize Alica Koyama Müller/アリサ・コヤマ・ミュラー 日本/ドイツ

 

ロマンティック部門

1st Prize David Khrikuli/ダヴィッド・クゥリクリ ジョージア
2nd Prize Phoebe Papandrea/フィービ・パパンドレア イギリス
3rd Prize 原田 怜 日本

 

スペシャルプライズ

Giancarlo Massola Prize David Khrikuli/ダヴィッド・クゥリクリ ジョージア
Aldo Arnaboldi Prize Dalius-Isaac Lungu/ダリウス-イザーク ルング ルーマニア
Famiglia Molteni Canepa Prize Emanuele Musuraca/エマニュエーレ ムスラーカ イタリア

Giancarlo Massola Prize/最もベートーベンの演奏にふさわしい出場者に与えられる賞
Aldo Arnaboldi Prize/ファイナルには残れなかったが最も若く、素質のある出場者に与えられる賞
Famiglia Molteni Canepa Prize/ファイナルには残れなかったが最も優秀な演奏をしたイタリア人出場者に与えられる賞

■コメント

クラシック、ロマンティック両部門第1位

David Khrikuli/ダヴィッド・クゥリクリ(ジョージア)

――カワイピアノといえば、ドルチェな音色、コントロール性、そして順応性…

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―――見事ファイナリストに選出され、受賞された感想を教えてください。

この「チッタ・ディ・カントゥ国際ピアノコンクール」に参加できたこと、大変嬉しく思っています。審査員のみなさまのプロフェッショナルに溢れた、熱心な審査で、両部門(古典派部門とロマン派部門)にて1位を獲得できたこと、大変光栄です。また、もちろん観客のみなさまの温かいご声援にも心から感謝しています。

―――SK-EXの印象について教えてください。

カワイピアノといえば、まず思い浮かぶのがドルチェ(イタリア語で甘い、甘美な、優しい、柔らかいの意味)な音色、楽器をコントロールできる感覚、演奏への順応性です。本当に素晴らしい経験でした。

 

クラシック部門第3位

■Alica Koyama Müller/アリサ・コヤマ・ミュラー

――いつでもパーフェクトに準備されたピアノ

Ms.Alica Müller_comment

―――見事ファイナリストに選出され、受賞された感想を教えてください。

ファイナリストに選出された皆さん、素晴らしい演奏をされていました。なので、ファイナリストとして自分の名前が呼ばれた時は大変光栄でした。ファイナルでは本物のモーツァルトを聞き慣れている観客のみなさまに、ホールでの響き、オーケストラとのタイミング、ピアノの音色に気を付けながら演奏をしました。

―――SK-EXの印象について教えてください。

コンクール会場にあるピアノがShigeru Kawaiと知った時はとてもホッとしました。ホールとのバランスを考えた調整をして頂いたお陰で、私の思い描くモーツァルトの音色を出すことが出来ました。カントゥのコンクールでは不安なこともたくさんありましたが、ファイナルまでいつでもパーフェクトな状態に準備されたピアノで自分らしい演奏が出来ました。カワイの調律師の方に心から感謝しています。

 

ロマンティック部門 第2位

■Phoebe Papandrea/フィービ・パパンドレア

――いつでも最高のピアノ…
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―――見事ファイナリストに選出され、受賞された感想を教えてください。

チッタ・ディ・カントゥ国際ピアノコンクール2024の最終ラウンドで、「ラフマニノフのパガニーニの主題による狂詩曲Op.43」を演奏できたことは、まさに夢の実現でした!オーケストラとの共演が大好きですし、すばらしい音楽家の集うオーケストラ(Mihail Jora Philharmonics of Bacău)と指揮者(Ovidiu Balan氏)と共演できたことは大変特別なことだったと感じています。受賞できたことを大変光栄に思っています。

―――SK-EXの印象について教えてください。

コンクールで素晴らしいシゲルカワイを弾く機会を持てたのは、本当に素晴らしい経験でした。いつでも私にとって最高のピアノで、鍵盤のタッチと音色、そして無限に広がるその色彩が本当に大好きで、だからこそ、いつだってShigeru Kawaiを選んで演奏したいと思うんです!

 

ロマンティック部門 第3位

■原田 怜

――SK-EXの秘める音楽の可能性の幅…

Mr.ReiHarada_comment

―――見事ファイナリストに選出され、受賞された感想を教えてください。

まず、ファイナリストに選んでいただき、オーケストラと、カワイさんのピアノと、もう一度演奏できることが本当に嬉しかったです。 思い通りの演奏はできませんでしたが、その時自分の中にあるエネルギー全てを使って音楽をしました。

―――SK-EXの印象について教えてください。

反応がとても良く、演奏者のカラーをよく映し出してくれるピアノだと思いました。コンペティターによって音色や響きが全然違く聞こえ、カワイさんのSK-EXの秘める、音楽の可能性の幅を感じました。

 

■Shigeru Kawaiフルコンサートピアノ 『SK-EX』について

「世界一のピアノづくり」を目指す当社が、2001年に発表したフルコンサートピアノのフラッグシップモデル。コンサートピアノとして要求される最高の表現力を実現するために、響板には十分に厳選した材料だけを使用し、原器工程と呼ぶ伝統的な手作り工程で生産。またShigeru Kawaiグランドピアノシリーズで採用した新素材を随所に取り入れた革新的なウルトラ・レスポンシブ・アクションIIが、高い連打性と安定したタッチ感を提供する。繊細で伸びやかなピアニッシモに加えて、力強く輪郭のはっきりした響きが特長。

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