第一回マラガ国際ピアノコンクール

6月7日から6月15日、スペインは マラガ市にて今回が初開催となったマラガ国際ピアノコンクール。ビデオ審査を通過した24名（6名辞退）が一次予選、二次予選、セミファイナルの室内楽、ファイナルのコンチェルト（マラガフィルハーモニー管弦楽団、指揮サルバトール・バスケス）にて競い合いました。
コンクールで見事入賞された3名に入賞の感想と、SK-EXについてお話を伺いました。

■受賞者

■コメント

第1位

■Sergey Belyavsky/セルゲイ・ベリャフスキー（ロシア）

――より多くのコンクールやコンサートでシゲルカワイが選択できるようになることを願うばかり

―――見事ファイナリストに選出され、受賞された感想を教えてください。

素晴らしいマラガフィルハーモニー管弦楽団とマエストロ：サルバトール・バスケス氏とファイナルにて協演が何より楽しみでした。このコンクールを通して得られたすべての経験が本当に素晴らしく、というのもコンクールを実現させた素晴らしく献身的な運営に大変感動いたしました。会場も素晴らしかったです。ぜひ来年に開催予定の次回のコンクールが成功することを祈るとともに、ピアニストにとってこのコンクールに参加することは、実力を発揮する素晴らしい機会になると強く信じています。

―――SK-EXの印象について教えてください。

以前よりシゲルカワイを好んでいて、今回もその素晴らしい響きを楽しませていただきました。実はこれまでの様々なコンクールでシゲルカワイを選んできたのですが、カワイがいかに細部にこだわっているかという事に感心させられます。また、コンクールに来る技術者は皆、ピアノへの情熱にあふれ、プロフェッショナルで素晴らしい方ばかりです。今回も最高の状態で演奏できるよう、手厚くケアしていただきました。
より多くのコンクールやコンサートでシゲルカワイが選択できるようになることを願うばかりです。マラガでシゲルカワイを使用で来たことは、私だけでなく、他のコンクール参加者にとっても大会全体の経験を素晴らしいものにしたと思っています。私が話した全員が、このピアノを気に入り、このような高品質なピアノがもっとどこでも使えるようになればいいのにとこぼしていました。

第2位/ 室内楽賞

■Jialin Yao/ヤオ・ジャリン（中国）

――あらゆる叙情的表現と魔法を創り出し、音色を届けることができる

―――見事ファイナリストに選出され、受賞された感想を教えてください。

第一回マラガ国際ピアノコンクールにて、3人のファイナリストに選出されたこと、大変運がよく光栄なことだと感じています。スペインに訪れたこと、そしてショパンの協奏曲第1番をオーケストラと演奏したのが人生で初めてのことでした。オーケストラと協演できたこと、本当に忘れがたく、美しい思い出になりました。
激動でしたが、とても刺激が多く、楽しませてくれた10日間になりました。

―――SK-EXの印象について教えてください。

Shigeru Kawai国際ピアノコンクール・ガ―ウィッツ国際ピアノコンクール、そして今回のスペインとこれまでたくさんのコンクールでシゲルカワイを演奏してきました。とてもレベルの高い楽器で演奏することはいつも光栄なことであり、まるで音色は奇跡のように命を吹き込まれるかのようです。
室内楽のラウンドでは、幅広いダイナミックレンジを容易に表現でき、極めて繊細なピアニシモまで探求することができました。そして決勝ラウンドでは、初めて演奏するショパンの協奏曲をシゲルカワイで弾くことができ、演奏が格段に楽になりました。この楽器なら、あらゆる叙情的表現と魔法を創り出し、音色を届けることができると感じました。
このシゲルカワイの音色は、明るく歌うような響きを持ち、色彩豊かで明晰であり、どこか懐かしさを感じさせます。こうしたピアノの全ての特徴が、この曲に完璧にマッチしていると感じました。

第3位 /ベストスペイン人賞

■Emin Kiourktchin/エミン・キゥルクチン（スペイン）

――何か”特別な”音色と表現を探したい時に最適なピアノ

―――見事ファイナリストに選出され、受賞された感想を教えてください。

この激動のコンクールのファイナリストとなれたこと大変光栄です。ラウンドが4つ、また室内楽もあるというコンクールに参加するのは私にとって初めての経験でしたので、まさに激動の1週間でした。ピアノがとてもすばらしく、大変気に入りました。格別で力強い音色でした。

―――SK-EXの印象について教えてください。

シゲルカワイは、とても素晴らしいピアノです、特に何か”特別な”音色と表現を探したい時に最適です。