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2024.07.02
2024年6月13日から、6月18日までアメリカはダラス州にて開催されたダラス国際ピアノコンクール。ダラス国際ピアノコンクール(DIPC)は、2013年より18歳から35歳までの演奏者を対象とした「プロ」部門と、15歳から18歳までのテキサス州在住の演奏者を対象とした「ユースフェスティバル」の2部門で構成され、ダラス室内交響楽団が主催のもと、2018年までは毎年6月に開催、そしてコロナ禍を経て、2022年からは2年に一度6月に開催されているコンクール。
コンクールで見事入賞された3名に入賞の感想と、Shigeru KawaiフルコンサートピアノSK-EXについてお話を伺いました。
第1位/聴衆賞 | Adam Jackson/アダム・ジャクソン | イギリス |
第2位 | Yi-Chen Feng/イーチェン・フェン | 台湾 |
第3位 | Seho Young/セホ・ヨン | アメリカ |
第1位/聴衆賞
■Adam Jackson/アダム・ジャクソン(イギリス)
―――見事ファイナリストに選出され、コンチェルトを演奏した感想をお聞かせください。
本当に嬉しかったです。ずっと長い間ショパンのピアノ協奏曲第2番をオーケストラを演奏したいと思っていたので、ファイナルで演奏する機会を得ることができ、結果がアナウンスされる前でしたが既に”勝利”を得たような気分でした。
―――SK-EXの印象について教えてください。
ピアノを試弾するためにホールに入るときというのは、どんなピアノが待っているか未知なので、少し気が遠くなるような経験になりがちです
本コンクールでのシゲルカワイ(練習室も含めて)は、本当に”素晴らしい”という言葉では言い表せないないほどです。こんなにも一貫して素晴らしいというピアノは、これまでに経験したことがありませんでした!すべて、タッチから音色まで想像するままに表現することを可能にしてくれました。
第2位/ 室内楽賞
■Yi-Chen Feng/イーチェン・フェン(台湾)
―――見事ファイナリストに選出され、コンチェルトを演奏した感想をお聞かせください。
コンクールでプロのオーケストラと協奏曲を演奏するのは、いつもとても光栄なことです。リハーサルの時間は限られていますが、オーケストラの皆さんと私と、それぞれ独自の解釈にどれだけ早く適応し、昇華できるか、とても楽しい挑戦でもあります。リハーサル時間が短いのはいつもストレスですが、同時にとてもやりがいを感じます。 新しく出会う共演者と共に効率的かつ効果的にリハーサルを行うための新しい方法を常に学んでいます。
―――SK-EXの印象について教えてください。
シゲルカワイピアノで演奏するのは初めてでしたが、一瞬で虜にされてしまいました!
ピアノの反応の速さと感度にとても驚かされました。繊細なタッチにも反応し、さまざまなタッチで多彩な音色を生み出すことができ、感動しました。
第3位
■Seho Young/セホ・ヨン(アメリカ)
―――見事ファイナリストに選出され、コンチェルトを演奏した感想をお聞かせください。
DCS(Dallas Chamber Symphony)とシューマンを共演でき、とても素晴らしい時間を過ごすことができました。 あの素晴らしいホールで、温かいお客様の前で演奏できたことは、本当に光栄でした。
―――SK-EXの印象について教えてください。
シゲルカワイは弾いていて本当に気持ちよかったです。タッチはしっかりとしていて重すぎず、音色は温かみがありました。
■Shigeru Kawaiフルコンサートピアノ 『SK-EX』について
「世界一のピアノづくり」を目指す当社が、2001年に発表したフルコンサートピアノのフラッグシップモデル。コンサートピアノとして要求される最高の表現力を実現するために、響板には十分に厳選した材料だけを使用し、原器工程と呼ぶ伝統的な手作り工程で生産。またShigeru Kawaiグランドピアノシリーズで採用した新素材を随所に取り入れた革新的なウルトラ・レスポンシブ・アクションIIが、高い連打性と安定したタッチ感を提供する。繊細で伸びやかなピアニッシモに加えて、力強く輪郭のはっきりした響きが特長。