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2017.08.15
ファイナルで演奏中の三浦謙司さん
初開催となった「第1回 Shigeru Kawai国際ピアノコンクール」には世界25カ国から351名のエントリーがあり、予選を突破した39名が8月1日〜2日のセミファイナルで演奏し、セミファイナルの結果、上位9名がファイナルのステージに立ちました。
そして、2017年8月4日のファイナルにおいて第1位を三浦謙司さんが受賞しました。三浦謙司さんには賞金100万円が授与されたほか、副賞としてコンサート・リサイタルなどへの出演や各種セミナー及びマスタークラスの受講などのサポートを行なわれます。
■三浦謙司さんのコメント
優勝することができて、言葉が見つかりません。Shigeru Kawaiを弾けるということで、Shigeru Kawaiの良さを出せるプログラムを考えて作ってきました。幅のある演奏が出来たらと思い演奏していました。これからは、とにかく自分の出来ることを続けていき、毎日毎日少しでも上手くなるように頑張りたいと思います。
■第1回Shigeru Kawai 国際ピアノコンクール結果
第1位 三浦 謙司 Kenji MIURA 日本
第2位 サン ジッタカーン San JITTAKARN タイ
第3位 原嶋 唯 Yui HARASHIMA 日本
オンキヨー賞 髙木 竜馬 Ryoma TAKAGI 日本
ソナタ賞 サン ジッタカーン San JITTAKARN タイ
ファイナルで演奏中のサン ジッタカーンさん(左) 原嶋 唯さん(右)
■ 審査委員長 海老彰子氏の総評
国際コンクールの審査を何度も経験していますが、審査委員全員が「素晴らしいピアニストが多く、この中から選ぶのは本当に大変、どなたが1位になっても大丈夫」とおっしゃり、私もそのように思います。コンクールというのは、表向きは他の人との比較ですが、最終的には自分との競争で、それがアーティストを作っていくのだと思います。ですから、順位は関係なく「自分だって素晴らしいんだ!」という気持ちを皆さんに持って頂く様、是非ともお願いしたいと思います。