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2024.02.16

ガ―ウィッツ2024国際ピアノコンクール 入賞者の声

2024年1月26日から2月4日に、アメリカはテキサス州のサンアントニオにて開催された「ガ―ウィッツ2024国際ピアノコンクール」。コンクールで見事入賞されたお三方にお話しを伺いました。

IMG_9828 (1)© Robert Michaelson

第13回以来公式ピアノとして採用されてきたShigeru Kawaiフルコンサートピアノ「SK-EX」。今回のコンクールでは、SK-EXのみが公式ピアノとして採用されています。
コンクールでは2台のSK-EXが会場に。コンテスタントには2台のうち、最初に選んだピアノを最終ラウンドまで一貫して使用するという規定がかされました。

MPA(Master Piano Artisan)と呼ばれるカワイの調律師の中でも、選ばれた技術者が調律を担当。カワイアメリカの市川直人(いちかわ なおと)氏、SK研究所の佐藤 祥史(さとう よしふみ)氏の2人がコンテスタントの演奏が十二分に発揮されるよう夜にも及ぶ調律を重ねました。

nick and sato2_compressed(左:市川直人 右:佐藤祥史)

■結果

第1位・ジュニア審査員賞 ユンユン・グォ 中国
第2位・聴衆賞 タチアナ・ドロホヴァ ロシア
第3位・スペイン・ラテンアメリカ作曲家ベストパフォーマンス賞 チェ・ヨンソン 韓国

 

入賞者インタビュー

 

■ユンユン・グォ(中国)

――SK-EXは表現の手助けしてくれる

yunyunguo© Robert Michaelson

―――見事ファイナリストに選出され、最終ラウンドでコンチェルトを演奏した感想を教えてください。

トービン舞台芸術センター(Tobin center)という大きな舞台、私がこれまで見てきた中で最も大きな舞台のひとつで演奏できるということで、本当に心躍りました。また、奨学生や素晴らしいオーケストラ(メキシコシティフィルハーモニックオーケストラ)との共演ができたこと、本当に光栄ですし、とても嬉しい限りです。

―――SK-EXの印象について教えてください。

カワイといえば、良い音・音色という印象です。例えば、音や音色の対比、コントラストを表現したい時にはピアノが手助けしてくれますし、とても好印象を持っていますね。

 

■タチアナ・ドロホヴァ(ロシア)

――SK-EXの深さと色彩の多さ

IMG_9768© Robert Michaelson

―――見事ファイナリストに選出され、最終ラウンドでコンチェルトを演奏した感想を教えてください。

もうただただ、ひたすらに演奏を楽しむことだけに集中しました。

―――SK-EXの印象について教えてください。

 音の「深み」そしてその「色彩の多さ」がとても好きです。また音の”パワー”も好きです。とても小さな音から大きな音まで幅広く出すことができますし、どの会場でもすばらしいクオリティの音色を発揮していると感じました。

 

■チェ・ヨンソン(韓国)

――SK-EXは表現をする際に無駄な努力を必要とさせないピアノ

IMG_9770© Robert Michaelson

―――見事ファイナリストに選出され、最終ラウンドでコンチェルトを演奏した感想を教えてください。

このような大きなコンクールでファイナリストとなれたこと、すごく名誉あることだと思っています。本当に光栄です。ピアノの弾き心地がとてもよくて、ピアノが気持ちを落ち着かせてくれました。

―――SK-EXの印象について教えてください。

カワイの2人の調律師の方が、朝から晩まで出場者の為に働いてくださったことが、すごくよかったです。また調律師の力だけでなく、ピアノそれ自体も、とても高いクオリティで、本当に弾くのが心地よくて、あらゆる表現をするのに無駄な努力を必要とさせないピアノでした。本当にShigeru Kawaiを演奏するのが楽しかったです。

IMG_9247佐藤MPAによる調律の様子

■ガ―ウィッツ国際ピアノコンクールとは

ガ―ウィッツ2024国際ピアノコンクール(旧称:サンアントニオ国際ピアノコンクール)は1983年に設立。

このコンクールはクラシックピアノの芸術と世界の音楽や文化との架け橋となり、世界の次世代のピアニストを発掘することを目的としている。

コンクールは4年に一度、テキサス州はサンアントニオにて開催されており、一般的なコンサートレパートリーに限らず、ピアニストの母国文化に根差した音楽や、サンアントニオの文化を讃えるスペイン・ラテンの作曲家の作品、室内アンサンブルなどの作品を演奏することで、ピアニストの多芸、多才ぶりがみられるコンクールとなっている。最終ラウンドの、フルオーケストラとのピアノ協奏曲を演奏にてコンクールは締めくくられる。

第13回以来公式ピアノとして採用されてきたShigeru Kawaiフルコンサートピアノ「SK-EX」。今回のコンクールでは、SK-EXのみが公式ピアノとして採用されています。

公式ウェブサイト:https://musicalbridges.org/gurwitz/

■SK-EXフルコンサートピアノ

「世界一のピアノづくり」を目指す当社が、2001年に発表したフルコンサートピアノのフラッグシップモデル。コンサートピアノとして要求される最高の表現力を実現するために、響板には十分に厳選した材料だけを使用し、原器工程と呼ぶ伝統的な手作り工程で生産。またShigeru Kawaiグランドピアノシリーズで採用した新素材を随所に取り入れた革新的なウルトラ・レスポンシブ・アクションIIが、高い連打性と安定したタッチ感を提供する。繊細で伸びやかなピアニッシモに加えて、力強く輪郭のはっきりした響きが特長。

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