ニュース
2018.11.27
11月3日(土)文化の日のこの日、浜松市美術館で「ドラマティック!西洋絵画の世界展〜バルビゾンへ歩む道〜 今西泰彦 月夜のピアノリサイタル」が開催されました。
このリサイタルは近年新たな試みとして世界各地で行われている、博物館や歴史的建造物などの特別な空間でコンサートやイベントを行う「ユニークベニュー (unique venue)」という形式で、展示室には17世紀以降のバロック期、ロココ期の作品、19世紀のバルビゾン派の風景画などが展示された空間にShigeru Kawai 『SK-7』が設置されました。
このリサイタルは会場の性質上、定員40名程度と小規模ながらチケット発売開始から、たった10分で完売する注目のリサイタルです。演目は、展覧会展示作品のモチーフや雰囲気に合う曲を今西泰彦さんがセレクトしました。
<プログラム>
ブラームス:間奏曲 作品117-1
メンデルスゾーン:無言歌集より”甘い思い出” 作品19-1
ソレール:ソナタ 嬰ヘ長調 R90
ショパン:ノクターン第13番 ハ短調 作品48-1
ラヴェル:”鏡”より”哀しき鳥たち”
プロコフィエフ:悪魔的暗示 作品4-4
重厚な絵画たちに囲まれた荘厳な空間に響き渡る、今西さんの繊細かつダイナミックな洗練された演奏を、来場者は目と耳で堪能していました。
プログラム終了後もアンコールの拍手は鳴り止まず、今西さんは4曲ものアンコールに応えて下さり、来場された方々の心に残る素晴らしい演奏会となりました。
演奏動画はこちら(リハーサル時の動画となります)