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2025.04.03

ロン=ティボー国際コンクール2025

3月25日から30日にかけてフランスにて開催されたロン=ティボー国際コンクール。2024年11月に日本で行われた予選では大山桃暖さん、高尾真菜さん、島多璃音さん、神原雅治さん、伊舟城歩生さん、稲垣慈永さんが通過されました。(予選レポートはこちらから)
ファイナルはパリのオペラ・コミーク座で開催。審査にはエヴァ・ポブウォツカ、パヴェル・ギリロフ、マルク・ラフォレをはじめとする10名の審査員が参加しました。

審査員とコンテスタント

順位/賞 名前 国籍
第1位 / 聴衆賞 キム・セヒョン (Saehyun KIM) 韓国
第2位 該当なし
第3位 イ・ヒョ (Hyo LEE) 韓国
第4位 神原雅治 (Masaharu KAMBARA)
マ・ティアンクン (Tiankun MA)
日本
中国
第5位 エリック・グオ(Eric GUO) カナダ

 

見事第4位に入賞された神原さんはShigeru Kawaiフルコンサートピアノ SK-EXを使用。素晴らしい演奏は公式のYouTubeからご覧になれます。

—見事第4位に入賞された神原さんからコメントをいただきました。

神原さん第4位:神原雅治 (Masaharu KAMBARA)

—実は、第1次予選の前日から体調を崩していたのですが、そのおかげで雑念なく演奏に集中でき、良い結果につながったことを嬉しく思います。今回のロン=ティボー国際音楽コンクールでは、事前の試弾なしで楽器を選定しなければならなかったのですが、もともと弾き慣れているシゲル・カワイのピアノを選びました。特にセミファイナルでは、メインプログラムである大好きな作曲家ブラームスの《4つのバラード》を表現するのに、SK-EXの深い音色が最適だと感じました。ファイナルでも、オペラ・コミック劇場の響きに合わせて調整されたSK-EXで《ピアノ協奏曲第1番》を演奏できたことは、とても幸運でした。

初めて訪れたパリでしたが、コンクールを通じて聴衆の皆さんがとても温かく演奏を聴いてくださっているのを感じ、どのラウンドも楽しみながら納得のいく演奏ができました。特にセミファイナルとファイナルでは、SK-EXの深く豊かな音色がブラームスの世界観と見事に調和し、いつも以上に自分の音楽を表現することができたと感じています。

 

*2025年の公式ピアノは、スタインウェイとカワイ

【Report】ロン=ティボー国際音楽コンクール2025(ピアノ)日本予選ファイナル
P1240342

 

■Shigeru Kawaiフルコンサートピアノ 『SK-EX』について

「世界一のピアノづくり」を目指す当社が、2001年に発表したフルコンサートピアノのフラッグシップモデル。コンサートピアノとして要求される最高の表現力を実現するために、響板には十分に厳選した材料だけを使用し、原器工程と呼ぶ伝統的な手作り工程で生産。またShigeru Kawaiグランドピアノシリーズで採用した新素材を随所に取り入れた革新的なウルトラ・レスポンシブ・アクションIIが、高い連打性と安定したタッチ感を提供する。繊細で伸びやかなピアニッシモに加えて、力強い輪郭のはっきりした響きが特長。

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