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2024.08.29
オーストラリアにて開催されたレフ・ヴラセンコピアノコンクール。25周年を迎えた本年、カワイもオフィシャルピアノとしてコンクールをサポートすることとなりました。
レフ・ヴラセンコ・ピアノコンペティション
第1位/聴衆賞 | Reuben Tsang/ルーベン・ツァン |
第2位/コンチェルト賞 | Joshua Han/ジョシュア・ハン |
第3位 | Samuel Choi/サミュエル・チェ |
ヤング レフ・ヴラセンコ・ピアノコンペティション
第1位/コンチェルト賞 | Elton Sun/エルトン・サン |
第2位/聴衆賞 | Jeffrey Dong/ジェフリー・ドン |
第3位 | Eric Neumann/エリック・ニューマン |
第1位/聴衆賞
■Reuben Tsang/ ルーベン・ツァン
このコンクールでは、複数の異なる会場でこのピアノを演奏するという非常に新鮮な体験をしました。一次予選では、Ian Hanger Recital Hall(イアンハンガーリサイタルホール)で演奏しましたが、ホール全体に大胆で鮮やかな音色が広がり、聴衆の視点からピアノの音色を聴くというユニークで印象的な体験をしました。
セミファイナルでは、the QSO (Queensland Symphony Orchestra) Studios(QSOスタジオ)で演奏し、どれほどこのピアノの音色は明瞭で、そして奥深く追及することができるのかと感銘を受けたことを覚えています。この時、私は地に足のついた感覚を受け、定感をもたらしてくれると感じたと同時に、このピアノは思うままに再現なく表現できるのだと気が付きました。セミファイナルでは、落ち着いて音の豊かさに浸る事ができていたのだと思います。また、Benjamin Northey氏指揮のQSOとラフマニノフのピアノ協奏曲第2番を演奏できたことは、とても栄誉のあることで、この時もShigeu Kawaiがこの壮大な音楽だく品に必要な、大胆で充実した音色を実現することに貢献したと感じました。
2003年のシドニー国際ピアノコンクールのセミファイナルでShigeru Kawaiを選択した過去があるほど、このピアノに魅了されています。
© Erika Myer
1999年に創設されたLev Vlassenkoピアノコンクール&フェスティバルは、オーストラリアを代表するピアノのイベントであり、2年に一度ブリスベンで開催されています。16歳から30歳までのオーストラリアとニュージーランドの才能ある演奏家たちに、プロとしての成長と芸術的な発展のための大きな舞台を提供しています。
■Shigeru Kawaiフルコンサートピアノ 『SK-EX』について
「世界一のピアノづくり」を目指す当社が、2001年に発表したフルコンサートピアノのフラッグシップモデル。コンサートピアノとして要求される最高の表現力を実現するために、響板には十分に厳選した材料だけを使用し、原器工程と呼ぶ伝統的な手作り工程で生産。またShigeru Kawaiグランドピアノシリーズで採用した新素材を随所に取り入れた革新的なウルトラ・レスポンシブ・アクションIIが、高い連打性と安定したタッチ感を提供する。繊細で伸びやかなピアニッシモに加えて、力強く輪郭のはっきりした響きが特長。