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2024.03.27

【浜松国際ピアノアカデミー2024】が開催されました

2024年3月3日(日)から3月10日(日)に豪華講師陣を迎えて開催された「浜松国際ピアノアカデミー 2024」、16名の将来有望な学生たちが参加いたしました。当社は、メイン会場にはフルコンサートピアノSK-EXを、レッスン室および練習室にSK-5を計5台貸出し協力をいたしました。
この記事では、連日開催されたコンサートやイベントを日ごとにご紹介いたします。また、記事後半には今回使用したShigeru KawaiフルコンサートピアノSK-EXについて、SK-EXを担当した調律師のコメントを紹介しております。今回のアカデミーの概要がわかり、次回参加したくなること間違いなしの記事になっております。

030402公開レッスンの様子

■3月3日(日)オープニングコンサート
「ピアノの可能性を最大限に!~講師陣による2台ピアノの饗宴~」
【演奏曲目】
ラフマニノフ:交響曲舞曲 op.45
モーツァルト:2台のピアノのためのソナタ ニ長調 K.448
ラヴェル:ラ・ヴァルス ニ長調
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■3月4日(月)レクチャーコンサート
「浜松国際ピアノコンクールは、どんなコンクール?~優勝者と審査員長が語る~ 国際ピアノコンクールを受けるためのアドヴァイスを大公開!」
【出演】小川典子/ジャン・チャクムル
【演奏曲目】
ベートーヴェン:4手のための大フーガ 変ロ長調 op.134
ラフマニノフ(小川典子編):ヴォカリーズ
リスト:ラ・カンパネラ
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■3月5日(火)特別講座
「レッスン聴き比べ。3人の先生の秘密と魅力を探る!」
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■3月6日(水)特別講座
「パフォーマンスとメンタルマネジメント~パフォーマンスに関わるメンタルヘルスとそのマネージメントについて」
【講師】伊豫雅臣(千葉大学大学院医学研究院精神医学)
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■3月7日(木)レクチャーコンサート
「留学とは・音大とは・コンクールとは・音楽家とは~皆さんからの質問にお答えします~」
【出演】石井克典
【演奏曲目】
グルック(スガンバーティ編):オルフェオとエウリディーチェより メロディ
ガーシュイン:ラプソディ・イン・ブルー(ピアノ独奏版)
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■3月8日(金)レクチャーコンサート
「心から共感する音楽に魂を吹き込む~世界が認めるチャクムルのシューベルト~」
【出演】ジャン・チャクムル
【演奏曲目】
シューベルト:ピアノソナタ 第21番 変ロ長調 D960より 第一楽章
シューベルト:即興曲集 D899 第3番 変ト長調

■3月9日(土)披露演奏会
受講生によるレッスンの成果披露演奏会

—Shigeru KawaiフルコンサートピアノSK-EXについて

■今回使用したSK-EXについて

今回使用したピアノは前回の仙台コンクールで使用したSK-EX。今回このピアノを選んだ理由は、工房ホールの響きに音質が合うのではないかと思ったことです。
また、多くの人により良いSK-EXを触って頂きたくこのピアノにしました。

■担当調律師:内池さんに聞きました!

——今回のアカデミーでは(SK-EXの)担当調律師となりましたが、いかがでしたでしょうか。

初めて浜松国際ピアノアカデミーを担当させて頂きましたが、小川典子氏、石井克典氏、チャクムル氏と世界に名だたる素晴らしいピアニストを始め、たくさんの優秀なピアニストに演奏して頂けることを光栄に感じながらも、その責任は重大だなとプレッシャーとの戦いでした。大変緊張しました。
無事に全ての公演が終わり演奏者皆さんの笑顔を見たときには、幸せな気持ちでいっぱいになりました。

——調律する際に心掛けたことはありますか。

工房ホールは収容人数200名ちょっとのホールですので、ホールの空間や響きにピアノの音がマッチするように心掛けました。あとは、日を追うごとにより良いピアノになるよう頑張りました。

——講師・受講生から何かピアノについてコメントはありましたか。

浜松文化振興財団の人を通して、SK-EXについて良いコメントも聞きました。また、ジャン・チャクムル氏がホールのピアノを大変気に入ってくださって、7月来日時の名古屋でのピアノコンチェルトでもぜひこのピアノを使いたい、と仰っていました。

当サイトアーティストの声:ジャン・チャクムル
私がSK-EXを初めて引いたのは第10回浜松国際ピアノコンクールの時で…
(全文は当サイト”アーティストの声”をご覧ください。)

浜松国際ピアノアカデミー2024

 静岡県浜松市、アクトシティにて1年に1度開催されるピアノアカデミー。世界的なピアニストの育成を目的とし、豪華講師3名や外部講師による特別講座が開講される他や、レベルの高い受講生による公開レッスンが開講される。

■講師プロフィール

-小川典子(OGAWA Noriko)
音楽監督 浜松国際ピアノコンクール審査委員長
リーズ国際ピアノコンクール入賞以来30年以上、英国と日本を拠点に国際的で多彩な活動を展開中。2013、14年にBBCプロムスに連続出演。BBC響を始め数々のオーケストラとの共演や、世界各国でのリサイタル、マスタークラスを行う他、国際的なコンクールで審査員を務める。浜松国際ピアノコンクール審査委員長。国際音楽コンクール世界連盟役員。英国ギルドホール音楽院教授。東京音楽大学特任教授。ミューザ川崎シンフォニーホールアドバイザー。ジェイミーのコンサート主宰。文化庁芸術選奨新人賞受賞。

-石井克典(ISHII Katsunori)
東京音楽大学付属高等学校、同大学に特待生として学び、ニューヨークのマネス音楽大学大学院をJ・フィーデルマンピアノ賞を得て修了。日本音楽コンクール、クリーヴランドのカサドシュ国際コンクール、浜松国際ピアノアカデミーコンクールで入賞。ニューヨークではカーネギーホール、スタインウェイホール等で演奏を重ね、イタリア、ドイツ等での夏期フェスティバルでのリサイタル、マスタークラスを継続的に行い、国内外で活発な活動を続けている。日本音楽コンクールを始め内外の多数のコンクールの審査員を務め、2006年第6回より浜松国際ピアノコンクールの運営委員、専門委員を務める。現在、東京音楽大学音楽学部教授。

-ジャン・チャクムル(Can Çakmur)
2018年に開催された第10回浜松国際ピアノコンクールで優勝、同時に室内楽賞も受賞。2017年にはスコットランド国際ピアノコンクールで優勝。ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団との共演など、世界各地のコンサートホールで国際的に活躍、祖国トルコでも定期的にリサイタルを開催している。近年はレコーディングにも精力的に取り組んでおり、今後数年間をかけてシューベルト作品のリリースが予定されている。現在、ロンドンのトリニティカレッジにて後進の指導にもあたる。1997年トルコの首都アンカラ生まれ。

受講生
計16名の受講生プロフィールは浜松国際ピアノアカデミー公式サイトからご覧いただけます。

■SK-EXフルコンサートピアノ

「世界一のピアノづくり」を目指す当社が、2001年に発表したフルコンサートピアノのフラッグシップモデル。コンサートピアノとして要求される最高の表現力を実現するために、響板には十分に厳選した材料だけを使用し、原器工程と呼ぶ伝統的な手作り工程で生産。またShigeru Kawaiグランドピアノシリーズで採用した新素材を随所に取り入れた革新的なウルトラ・レスポンシブ・アクションIIが、高い連打性と安定したタッチ感を提供する。繊細で伸びやかなピアニッシモに加えて、力強く輪郭のはっきりした響きが特長。

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