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2022.11.03

【インタビュー】ピアニスト 髙木竜馬さん vol1

2022年10月、「ピアノの森」ツアー中のピアニストの髙木竜馬さんに、Shigeru Kawaiグランドピアノとの出会いから、国際ピアノコンクールでのご活躍、TVアニメ「ピアノの森」ご出演のエピソードに至るまで、幅広い話題についてコメントをいただきました。

■Shigeru Kawaiとの出会い

2015年の浜松国際ピアノアカデミーに参加した時に、初めて弾かせていただきました。予選では別のピアノを弾いていましたが、ファイナルに進んだ際には、Shigeru Kawaiの方が良いのではないかと感じていました。知人のピアニストにも意見を求めるなどして慎重に考えた結果、ファイナルの前に思い切ってShigeru Kawaiに変えることにしました。

とはいえ、流石に本番で突然演奏することは心配でしたが、そんな時にカワイの調律師さんから同じモデルが竜洋工場にあると伺い、弾かせていただけることになりました。その日は夜遅くまで練習したことを覚えています。

こうしてアカデミーのファイナルでは、Shigeru Kawaiで演奏をして、第1位をいただくことができました。以来Shigeru Kawaiと演奏することは、大きな幸せと喜びです。最近では友人ピアニストの方々の多くも、Shigeru Kawaiの素晴らしさを語っています。加えてカワイの場合、調律師の方をはじめとしたスタッフの方々の優しさや温かさが、そのままピアノの音色にも反映されていると感じています。

ピアノを弾くのが人であれば、また同じようにピアノを作られる方も、調律される方も人であります。大切なのは人と人とのつながりであり、心で繋がるということは、とても大事な部分だと思います。

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■自身にとってのターニングポイント

なんといっても、2018年のグリーグ国際ピアノコンクールで第1位をいただいたことではないでしょうか。コンクールの前と後では、人生が大きく変わったと言っても過言ではありません。その後、イープラスからお声がけいただき、マネージメントをしていただくこととなりました。演奏活動の機会が花開いたのは問違いなく、このグリーグ国際ピアノコンクールによるものです。

今でもありとあらゆる瞬間を鮮明に覚えています。特にホストファミリーとは、今でも連絡を取り合う仲で、コンクール期間中は大変にお世話になりました。グリーグコンクールは、予選が連日続くのでとてもタフなコンクールでしたが、そのような中で次の日がセミファイナルという日に、ホストファミリーのお父さんが遅くまで練習できるようにと、ある会社へと連れて行ってくれたんです。

実はそのお父さんがその会社の警備員として働いていて、休日にも関わらず社内にあるピアノを私に貸してくれたのでした。ノルウェーの巨匠レイフ・オヴェ・アンスネス氏が選定されたピアノということで、夜中遅くまで充実した練習時間を過ごすことが出来て、万全の状態でセミファイナルに臨むことが出来ました。

またある時には、グリーグ国際ピアノコンクール第1位の副賞として音楽祭に参加したのですが、なんと一週間で30回の演発会に出演しました。多い日で30分のプログラムを1日に12回弾いたこともあります。様々な経験をさせていただいたことによって、肉体的にも精神的にもタフさを身に着けることが出来たのかも知れません。

<続く>

■髙木竜馬さんプロフィール

第16回エドヴァルド・グリーグ国際ピアノコンクールにて優勝及び聴衆賞を受賞し、一躍世界的に脚光を浴びる。その他にも第26回ローマ国際ピアノコンクールなど、7つの国際コンクールで優勝。その後、小林研一郎氏、尾高忠明氏の指揮により3回に亘って東京フィルハーモニー交響楽団と共演した他、オスロフィル ハーモニー管弦楽団との共演、ウィーン楽友協会やエルプフィルハーモニー等でのリサイタルなど、日本とウィーンを拠点に多方面で活躍。NHK総合テレビ『ピアノの森』では、雨宮修平メインピアニスト役で出演し、大好評を博す。その他にもTV『題名のない音楽会』TV『ららら♪クラシック』等々、メディアへの出演多数。故エレーナ・アシュケナージ、故中村紘子、ミヒャエル・クリスト、ボリス・ペトルシャンスキー、アンナ・マリコヴァの各氏に師事。 (公財)江副記念リクルート財団 第35回奨学生。https://ryomatakagi.com/

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