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2022.07.27
去る5月17日(火)東京文化会館小ホール (東京都)にて開催されたカワイコンサート2022「ディーナ・ヨッフェ ピアノリサイタル」を終えたばかりの、ピアニスト:ディーナ・ヨッフェさんにインタビューを実施。コンサートの感想やカワイフルコンサートピアノ「SK-EX」にコメントをお寄せくださいました。
◆カワイコンサートを終えて
まず、コロナでしばらく空いてしまった来日予定ですが、再び日本に戻り2022年5月17日に東京文化会館小ホール、同年5月19日に三井住友海上しらかわホールでの素晴らしいコンサートに出演することが出来たことに感謝しています。どちらのコンサートもShigeru Kawaiで演奏しましたが、ピアノも観客もとても素晴らしく、素敵な経験をすることが出来ました。
◆Shigeru Kawai フルコンサートグランドピアノの印象について
Shigeru Kawai は私にとって特別なものです。それは、私がこのピアノを弾くとき、自分の感情や思考に反応してくれるように感じるからです。東京文化会館の演奏では私とピアノが一体になったように感じられました。楽器が応えてくれるとき、アーティストにとってそれは最大の幸運です。ピアノに話しかけると答えてくれるのです。Shigeru Kawai は技術的な部分でも私が音楽の中で言いたいことを表現するのを助けてくれますが、最終的には、その多彩な音色と表現力、そして素晴らしい音色を通して、人々に自分を表現することを可能にしてくれます。
PROFILE ディーナ・ヨッフェ Dina Yoffe
リガ(ラトビア)出身。チャイコフスキー記念国立モスクワ音楽院においてヴェラ・ゴルノスタエヴァに師事。シューマンおよびショパン国際ピアノコンクールで上位入賞。ヨーロッパをはじめ日本、アメリカ、イスラエルなど世界各地で演奏活動を行う。これまでにズービン・メータ指揮イスラエル・フィルハーモニー、ネヴィル・マリナー指揮NHK交響楽団など多くのオーケストラと協演。また室内楽にも積極的で、世界各地の音楽祭に参加しY. バシュメット、M. ヴァイマンなどの演奏家とも数多く共演している。1989~1996年 テルアビブ大学(イスラエル)ルービン音楽アカデミー教授、1995~2000年に愛知県立芸術大学(日本)客員教授、2012~2014年にハンブルク音楽大学客員教授、2014~2015年にクラクフ 音楽アカデミー(ポーランド) 客員教授を務め、現在はマラガ国際音楽フェスティバル芸術監督、リセウ音楽院(バルセロナ)特別教授、中央音楽学院(中国) 客員教授。また、国際ピアノコンクール審査委員も多数務める。日本ピアノ教育連盟名誉会員。第18回ショパン国際ピアノコンクール審査員。