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2018.08.24
8月11日(土)東京文化会館で、第2回Shigeru Kawai 国際ピアノコンクールファイナルを開催し、アンドレイ シチコさん(ベラルーシ)が1位を受賞しました。
第1位 | アンドレイ シチコ | Andrei SHYCHKO | (ベラルーシ) |
第2位 | ナイール マヴリュードフ | Nail MAVLIUDOV | (ロシア) |
第3位 | 伊舟城 歩生 | Ayumu IBARAKI | (日本) |
第4位 | ヤオ ジャリン | Jialin YAO | (中国) |
第5位 | スコット マシザック | Scott MACISAAC | (カナダ) |
第6位 | 青島 周平 | Shuhei AOSHIMA | (日本) |
聴衆賞 | アンドレイ シチコ | Andrei SHYCHKO | (ベラルーシ) |
グランビートDP-CMX1賞 | アンドレイ シチコ | Andrei SHYCHKO | (ベラルーシ) |
ソナタ賞 | スコット マシザック | Scott MACISAAC | (カナダ) |
リトルピアニスト賞 | アンドレイ シチコ | Andrei SHYCHKO | (ベラルーシ) |
全音賞 | 青島 周平 ヤオ ジャリン |
Shuhei AOSHIMA Jialin YAO |
(日本) (中国) |
昨年創設した本コンクールは、本年第2回目を迎え、世界17の国と地域から、239名のエントリーがありました。
8月11日に東京文化会館で行われたファイナルでは、今回は国立モスクワ音楽院の教授であるアンドレイ・ピサレフ氏、パーヴェル・ネルセシヤン氏の伴奏で、交響曲を6名のコンテスタント達が演奏を披露しました。
第1位に輝いたアンドレイ シチコさんには賞金100万円の他、副賞としてコンサート・リサイタルなどへの出演や各種セミナー及びマスタークラスの受講など、継続的にピアニストとしてのキャリアを重ねていくためのサポートを、行ってまいります。
– コメント –
練習してきたこと目指してきたことが、審査員の先生、聴衆に評価されたことは満足しています。これからも様々なコンクールに挑戦していきたいです。これからも音楽家としての道を深めていきたいと思っています。
Shigeru Kawai グランドピアノは、初めて触れたのは2014年の高松国際ピアノコンクールでしたが、自分の手にとてもしっくりくる、「うたいやすい」ピアノで、これまでに6回日本に来ていますが、いつもShigeru Kawaiを使っています。海外でも使っていきたいと思っています。自分にとって理想の音―雰囲気・ムードを表現してくれるピアノです。
– 審査委員長 海老彰子氏の総評 –
国際コンクールにおいては本選の前までは素晴らしい演奏だったけれども、いざ本選になると
それまでの演奏がなかなかできないということがよくありますが、今日は本選出場者6名全員が素晴らしい演奏をしてくださいました。オーケストラパートを演奏してくださいましたアンドレイ・ピサレフ先生、パーヴェル・ネルセシヤン先生の音楽的サポートが大変素晴らしかったと思います。
音楽を求める道は命が続く限り続くのだなと感じています。今回のコンクールで、順位はつきますが、本選に出場されなかった方もたくさん素晴らしい演奏をされていました。音楽は1答えが1つではありませんから、忍耐力、持久力、エネルギーをもって進んでください。これからのみなさんのご健闘をお祈りしています。