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2016.01.18
2014年12月から、テレビ朝日系バラエティ番組「関ジャニの仕分け∞」の1コーナーとして放送されるようになった「ピアノ王決定戦」。同コーナーが好評だったこともあり、レギュラー番組終了後も、2015年9月に特番「関ジャニ∞のTheモーツァルト 音楽王NO.1決定戦」として復活し、さらに12月18日にも年末特番が放送されるなど、人気番組となっています。
音楽王NO.1決定戦は、ピアノ演奏の優劣を決めるのではなく、「いかに正確にピアノを弾くか」を競うゲーム性の高い番組です。当社は収録スタジオで使用するグランドピアノや、ポイント計算のための正誤解析システム、テレビ局内練習室のアップライトピアノ、出演者用のデジタルピアノ貸し出しといった機材提供をはじめ、調律師やソフトウェア技術者の派遣など、同番組に全面的な協力を行っています。
解析を行うにはピアノ演奏をデジタル変換する必要があるため、スタジオ収録用のShigeru Kawai SK-2には消音機能が搭載されています。消音センサーが感知した打鍵の情報はパソコンに送られ、当社のピアノレッスンソフトウェア「ピアノマスター」で音程や発音タイミングなどを解析し正誤判定を行います。
テレビ収録スタジオは、照明などによる温度変化が大きくピアノへの悪影響が懸念されましたが、主要部品にカーボンファイバー(炭素繊維)入りABS樹脂を採用し、湿度や温度の変動に対して安定して動作する「ウルトラ・レスポンシブ・アクションII」搭載のSK-2は、出演者のパフォーマンスを十二分に引き出す安定感で収録を終了しました。