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2025.12.11
2025年4月、サンポートホール高松(香川県高松市)に納入されたカワイSK-EXについて、高松市創造都市推進局 文化芸術振興課 香川将慶様に、ホールの担当者として、ピアノ選定時のエピソードや納品時のご感想、今後の抱負などについて伺いました。


――― SK-EX納入に先立ち、弊社工場にてピアノの選定をしていただきました。
私は初めてフルコンサートグランドピアノを購入するという経験をさせていただきましたが、3台の中から選定した方がよいと聞いていて、最初は、何故だろうな、と素人ながら思っていました。実際に、地元出身のピアニスト 西本裕矢さんに3台のピアノを弾いて選んでいただいた際に、やはりピアノは1台1台手作りだからこそ、同じ機種であっても、音色の違いや個性が出るということを知りました。多くの方々が携わって、ピアノというものが作られていることに、すごく感動を覚えた記憶がございます。


――― 西本さんは、ピアノを選んだ理由について、何とおっしゃっていましたか?
「大ホールに相応しい明瞭な音色と鳴りの良さが光る楽器」「オーケストラとのピアノコンチェルトでも存在感を発揮できる」と選んでいただきました。


――― 4月の納品時を振り返って、その時のご感想を伺えますか?
皆様で選んでいただいたピアノが、いよいよ入ってきた、という気持ちでした。国際ピアノコンクールに向けて購入したということもあるので、早めにホールへ納入した方がピアノも馴染むということを伺っていましたので、ピアノという生き物が来たっていうような感覚でもありました。ホールに納入されて、たくさんの方に弾いてもらえることで、よりホールがにぎやかな空間になっていくのかなと思いましたね。


――― そして、5月3日には、第4回高松国際ピアノコンクールで優勝された古海行子(ふるみやすこ)さんと、ファイナリストの伏木唯(ふしきゆい)さんが出演されたお披露目コンサートが開催されました。
そうですね、納入後、たくさんの方の御協力いただき、SK-EXを市民の方々にお披露目することができました。、多くの方のご来場をいただき初めてその音色を聴いていただいた方から、「すごく良いピアノだ」とか「軽やかで心地の良いピアノだった」という感想をいただきました。


――― 今後、市民の方も使っていただくような形になるのでしょうか。
ホールの利用者に利用していただくというのが主になりますが、9月にリレーコンサートという形で、ピアノを市民の方に触れてもらえる機会を設けました。今後もそのような機会を作っていきたいと思っております。
――― ありがとうございました。
カワイSK-EX が導入された「サンポートホール高松」。カワイSK-EXを使用したコンサートを高松市近隣で行いたい方は、ぜひ「サンポートホール高松」をご利用ください。
◎お問い合わせ 高松市文化芸術財団 〒760-0019 高松市サンポート2-1 TEL:087-825-5000
https://www.sunport-hall.jp/
「世界一のピアノづくり」を目指す当社が、2001年に発表したフルコンサートピアノのフラッグシップモデル。コンサートピアノとして要求される最高の表現力を実現するために、響板には十分に厳選した材料だけを使用し、原器工程と呼ぶ伝統的な手作り工程で生産。またShigeru Kawaiグランドピアノシリーズで採用した新素材を随所に取り入れた革新的なウルトラ・レスポンシブ・アクションIIが、高い連打性と安定したタッチ感を提供する。繊細で伸びやかなピアニッシモに加えて、力強く輪郭のはっきりした響きが特長。