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2025.07.02

SK-EX 納入レポート 藤枝市民会館 藤枝市役所 小林仁課長にお話を伺いました

2025年6月8日、藤枝市民会館ホールでカワイコンサート2025が開催され、ピアニストの小林愛実さんが名演奏を披露しました。同ホールには、2024年11月にShigeru Kawaiフルコンサートピアノ『SK-EX』が導入され、音楽活動の拠点としてさらなる期待が寄せられています。藤枝市役所 スポーツ文化観光部 街道・文化課の小林仁(こばやしひとし)課長に、導入の経緯や市民の反響についてお話を伺いました。
*小林愛実さんのインタビュー記事はこちらからご覧いただけます。
藤枝市民会館ホール
市制施行周年、コロナ終息とともにShigeru Kawaiで市民を元気に

――― まず、小林愛実さんのコンサートでの観客の皆さんの反応はいかがでしたか?

今回は、ショパン国際ピアノコンクール第4位入賞など、世界で高く評価されている実力派ピアニスト・小林愛実さんのコンサートとあって、開催前から注目が集まっていました。当日はShigeru Kawaiの音色が会場中に響き渡り、小林さんの名演奏を皆さんに大変喜んでいただくことができました。私は一昨年の11月に静岡のグランシップ(静岡市駿河区)でも小林愛実さんのコンサートを聴かせていただきましたが、今回はその時の印象とは異なり、小さなホールならではの一体感を感じることができました。音色がいっそう身近に感じられて臨場感に溢れ、とても素晴らしかったです。

――― そもそも藤枝市民会館ホールにShigeru Kawaiを導入された経緯は?

会館のピアノを新しくするという話は、9年ほど前から持ち上がっていましたが、コロナ禍などもあってなかなか実現できずにいました。そしてコロナがようやく終息し、演奏活動も活発化する中で、市民の皆さんに新しいピアノの導入を通じて元気になっていただきたいという市長の想いもあり、また、昨年の2024年(令和6年)に藤枝市が市制施行70周年という記念すべき年を迎えたことも重なり、導入させていただくことになりました。

藤枝市役所 スポーツ文化観光部 街道・文化課の小林仁(こばやしひとし)課長

ホールに最適な響きと安心のメンテナンス体制

――― 数あるピアノの中で、Shigeru Kawaiを選ばれた理由は何ですか?

ピアノの選定は選定委員の方々が中心となり、ホールに Shigeru Kawai を搬入してのコンサートや試聴を行ったり、他のメーカーを訪問して候補のピアノの音色を確認したりしながら検討を重ねました。また、委員の方々以外にもいろいろな方のご意見を参考にしたうえで、最終的に選ばれたのが Shigeru Kawai です。

このホールは客席数が700席で、他のホールに比べるとやや小さめなのですが、小規模な会場でもクリアでバランスの良い響きを実現できる Shigeru Kawai が一番この会館に合っているのではないかというご意見を委員の方々からいただきました。

また、Shigeru Kawai の製造元である河合楽器さんが静岡県内の企業であることも選んだ理由の一つです。藤枝市内にも河合楽器さんの販売店があるので、メンテナンスに関してもスピーディに対応していただけるのが大きなメリットでした。実際に、導入後も世界的に有名な調律師さんに来ていただいたこともあります。

――― 11月に導入されてから、Shigeru Kawaiを市民の方に体感していただく試みもされているそうですね。

はい。市民の方々にShigeru Kawaiを身近に体験していただけるように、カワイSK-EX をホールで気軽に弾くことのできるイベントを開催しています。1組55分の1日8組の予約制で自由にピアノを弾けるという内容なのですが、今年の4月に開催した際には、予約の受付を開始した途端に電話が鳴り止まず、30分も経たないうちに満員になってしまいました。Shigeru Kawai を弾きたいという方がたくさんいらっしゃると感じています。

ピアノを実際に弾いた市民の方々からは「音色がとてもきれいでした」「素晴らしいピアノを弾けて良かった!」「コンクールの本番同様に練習ができて良かったです」など、たくさんの喜びの声が届いています。

「歌うまち ふじえだ」から音楽のまちづくりへ

――― 藤枝市民の方々はもともと音楽への関心度が高いようですね。

もともと藤枝市は合唱がさかんな街で、「歌うまちふじえだ」をキャッチフレーズに、合唱を活かしたまちづくりを推進してきました。合唱にはピアノの伴奏が必要なので、合唱連盟の方々からも新しいピアノを導入してほしいというご要望が以前から挙がっていました。今回Shigeru Kawaiを新たに導入したことで、合唱だけでなく幅広い分野の音楽がいっそうさかんになり、藤枝市が音楽で活気づいていくことを願っています。

――― 今後はこのホールをどのように活用していきたいですか?

今回演奏してくださった小林愛実さんのような一流の演奏家の方にお越しいただき、市民の皆さんに上質な音色をお届けすることはもちろんですが、市民の皆さんご自身がShigeru Kawaiに直接触れ、演奏していただける機会をこれからもたくさん作っていきたいと思います。また、市外からも多くの方々に足を運んでいただけるよう、今後も魅力的なイベントを開催していく予定です。

藤枝市はかつて東海道五十三次の宿場町として栄え、当時の面影を残す旧東海道沿いの街並みは文化庁が認定する日本遺産にも選ばれています。当会館に訪れた際には、ぜひ藤枝の歴史や文化、豊かな自然、活気ある商店街など、たくさんの魅力を体感していただきたいと思います。

――― ありがとうございます。Shigeru Kawai SK-EXが、藤枝市の新たな音楽文化の象徴として、多くの市民に愛され続けることを願っています。

藤枝市民会館ホール(外観)

小林 愛実さんインタビュー記事はこちらから

あなたもShigeru Kawai SK-EXを体験してみませんか?

藤枝市民会館では、市民の皆様にShigeru Kawai SK-EXを実際に演奏していただけるイベントを随時開催しています。世界最高峰のコンサートピアノの響きと感触を、ぜひご自身の手でご体験ください。

開催日時:

  • 2025年7月19日(土)9:00~17:00 受付開始:6月21日(土)8:30~
  • 2025年8月2日(土)9:00~17:00 受付開始:7月19日(土)8:30~

イベントURL
https://fsk-hall.jp/skex_cf3_hiitemiyou2025.html

◎お問い合わせ 藤枝市民会館

〒426-8722 静岡県藤枝市岡出山1-11-1
TEL.054-643-3931 FAX.054-643-3966

■Shigeru Kawaiフルコンサートピアノ 『SK-EX』について

「世界一のピアノづくり」を目指す当社が、2001年に発表したフルコンサートピアノのフラッグシップモデル。コンサートピアノとして要求される最高の表現力を実現するために、響板には十分に厳選した材料だけを使用し、原器工程と呼ぶ伝統的な手作り工程で生産。またShigeru Kawaiグランドピアノシリーズで採用した新素材を随所に取り入れた革新的なウルトラ・レスポンシブ・アクションIIが、高い連打性と安定したタッチ感を提供する。繊細で伸びやかなピアニッシモに加えて、力強い輪郭のはっきりした響きが特長。

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