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2015.07.14
「熱狂の日」として親しまれているこのクラシック音楽祭は、1995年、フランス北西部の港町ナントで誕生しました。日本人的感覚だと「クラシック」と「熱狂」は結びつきにくいかもしれませんが、その名の通り、ラ・フォル・ジュルネはヨーロッパの数ある音楽祭の中で最も熱狂的な音楽祭の一つとして知られています。
5日間の期間中には300公演が開催され、一流の音楽家の演奏に浸りきることができるだけでなく、入場料金も約700円~3,000円程度と、クラシックコンサートとしては破格の低価格で楽しむことができる音楽祭です。
このユニークなコンセプトが支持され、2000年のポルトガル開催を皮切りに海外に進出。2005年からは「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」として東京でも開催され、開催10周年を迎えた昨年までにのべ640万人を動員した世界最大級の音楽祭に成長しています。
2015年は「PASSIONS (パシオン)」をテーマに、ゴールデンウィークの5月2日~4日、東京駅を中心とするホールや商業施設といった会場で、2,000人以上の出演アーティストによる300以上のコンサートが開催されました。
カワイでは、東京・丸の内の顔とも言える丸ビルのエントランス広場「マルキューブ」にフルコンサートピアノSK-EX、東京ビル TOKIA ガレリアには赤褐色の美しい木目が映えるローズウッド塗色のSK-7をはじめ、丸の内オアゾOO広場や新丸ビル3階アトリウムのSK-5を含む全8会場にグランドピアノを提供。
開催期間中は、AKB48メンバーで現役音大生としても知られる松井咲子さんによるオープニングコンサートでのグリーグ「ピアノ協奏曲 第2楽章」を皮切りに、各会場では、将来を嘱望される音大生による演奏、連弾、声楽や弦楽器とのアンサンブル、カワイコンサートでもおなじみの島田彩乃さん、関本昌平さん、松本和将さんといった実力派ピアニストのコンサートなど、無料公演だけでも100回近いコンサートに使用され初夏の丸の内エリアにShigeru Kawaiの音色を響かせました。